Apple Watch Ultraのバッテリー異常消費問題:最終章

こんにちは、Apple製品と筋肉をこよなく愛するKenjiです。

長い間私を悩ませてきたApple Watch Ultraのバッテリー異常消費問題が、ようやく一段落しました。最終的な結果としては、現段階で完全に解決したとは言い切れませんが、少なくとも48時間ほどは充電なしで持つようになりました。今回はその詳細と解決までの経緯をお伝えしたいと思います。

ログ取りとバッテリーの状態

まず、バッテリーの最大容量は96%という状態でした。この状態でバッテリーの異常消費が発生していたため、根本的な原因を探るべく、Appleのサポートに連絡を取りました。

AppleCareに電話し、専門のスペシャリストに相談したところ、ログを取ってエンジニアに見てもらう必要があると言われました

AppleCareのサポートとエンジニアの見解

Apple Store天神店のスタッフによると、通常の対応では限界があり、さらに高度なエンジニアの判断が必要とのことでした。

そのため、AppleCareに再度電話をかけ、スペシャリストの方に詳細を説明しました。彼らが取ったログをエンジニアに確認してもらった結果、バッテリーの消費方法やバッテリー自体には何の問題もないと言われました。

この結果を受けて、私はさらに深く考えました。

これまでの経験から、おそらくiCloudや他のデータに何らかの問題があるのではないかと考えていたのです。

そのことをスペシャリストに伝えましたが、エンジニア側ではデータやリマインダー、iPhoneの天気データの反映といった個別の問題に対処するしかないという返答でした。

 新しいApple IDの提案

今回、私を担当してくれたAppleCareのスペシャリストは、Mac、iPhone、iPad、Apple WatchなどすべてのApple製品に対応できる方でした。

そのスペシャリストによると、非常に稀なケースではありますが、新しいApple IDに変更した途端に問題が解決することがあるそうです。

もちろん、なぜそうなるのかはスペシャリストにもわからないとのことでしたが、一度試してみる価値があるとアドバイスされました。

しかし、新しいApple IDを管理することには多くの手間がかかります。

元のIDから別のIDに変更する際、写真の移動やその他のデータ移行を手動で行う必要があります。

また、iPhoneに保存してあるパスワードなどは、iCloudからサインアウトする際にiPhone本体に残すを選択すれば、新しいApple IDでも引き続き使用できるので、これを忘れずに設定しなければなりません。

新しいApple IDを作成して、データを移行する手順は複雑なため、別の記事で詳しく説明したいと思います。

新しいApple IDでのApple Watch Ultraのバッテリー消費

まず、新しいApple IDを設定し、iPhoneを新しいApple IDに登録し直しました。

その後、Apple Watch Ultraを再度ペアリングしました。

新しいApple IDでiPhoneとApple Watch Ultraをペアリングした後、まず確認したのは天気アプリです。

以前のApple IDでは反映されなかったiPhoneの天気アプリに登録していた各地域の天気が、今回はきちんと反映されました。

また、Apple Watch Ultraにリマインダーが通知された後、数分待ってから実行済みをタップしてみたところ、以前は解決しなかった問題も無事解決しました。

残る問題はバッテリーの消費状況だけです。

何日もかけるわけにはいかないので、一旦元のApple IDに戻してデータをiPhone本体に保存しました。

その後、新しいApple IDで再度ログインし、アプリをダウンロードする必要があったため、App Storeには以前のApple IDでログインしました。

今回初めて知ったのですが、新しいApple IDでiPhoneにログインしても、App Storeは以前のIDでログインできることに驚きました。

もちろん、新しいApple IDでもアプリをダウンロードできますし、パスワードもiPhone本体に保存されているため、新しいIDでログインし直したときに自動的に結合されます。

しかし、有料アプリの場合、新しいIDでは再度購入し直す必要があるため、以前のIDが必要になるのです。

すべての設定を終えた後、Apple Watch Ultraと再びペアリングし、バッテリーの消費状況を観察しました。

 バッテリーの様子を観察

2日間ほど様子を見てみたところ、バッテリーの持ちは確かに改善されました。

とりあえずは48時間はなんとか持つようになり、天気アプリの動作もリマインダーの実行済みも正常に動作しています。

まとめ

新しいApple IDに移行するだけで、バッテリーの消費問題があっさりと解決するとは思っていませんでした。

何かしらのデータが悪さをしているのではと考えていましたが、それが何であるかは結局わからずじまいです。

ただ、今のApple Watch Ultraの状態が正常かどうかは、実はまだよくわかりません。

なぜなら、Apple Watch Ultraを手に入れてから一度も正常な状態を体験していないからです。

X(旧Twitter)やYouTubeで「Apple Watch Ultra バッテリー」と検索してみると、60時間や55時間持つという話をよく目にします。

それに比べると、私のApple Watch Ultraもそのくらいバッテリーが持ってくれたらと思うこともありました。

それでも、以前のように24時間から30時間しか持たない状態から解放されたことには、少し安心しています。24時間しかバッテリーが持たないのと48時間持つのでは、その差は大きいです。

この問題に関しては、まだ完全に解決したとは言えませんが、とりあえずは一段落ついたと言えるでしょう。また何か進展があればお知らせします。それではまた!

 

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