こんにちは。Apple製品と筋肉をこよなく愛するKenjiです。
M4からM5への進化まとめ
| 項目 | M4 iPad Pro | M5 iPad Pro |
|---|---|---|
| チップ | M4チップ(3nm第2世代) | M5チップ(3nm第3世代) |
| メモリ | 8GB/16GB | 12GB/24GB |
| GPU性能 | 最大10コア | 最大12コア(高負荷時の性能が大幅向上) |
| ディスプレイ | Ultra Retina XDR(OLED) | 同等+輝度とHDR最適化 |
| カメラ | 12MP広角 | ほぼ同等 |
| 厚み(11インチ) | 5.3mm | 同じ5.3mm(変化なし) |
| 厚み(13インチ) | 5.1mm | 同じ5.1mm(史上最薄を維持) |
| 背面ロゴ | “iPad” 表記あり | “iPad” の文字が消滅(Proの象徴) |
| 価格 | 168,800円〜 | 据え置き168,800円〜 |
GPUとメモリの進化は誰に効くのか
M5ではGPUコアが増え、メモリ帯域も拡大。3Dレンダリングや高解像動画の編集、AI生成などGPU負荷が高い作業では恩恵が大きい構成です。256GB〜512GBモデルでは、さらにメモリが12GBに増えたことで、重いプロジェクトや大きな写真・動画を扱う場面でも余裕が生まれます。
一方、Safariでの調べ物、ブログ執筆、写真の軽い補正、Apple Pencilでのメモといった日常用途では、M4の時点で十分に快適です。GPUの強化は「重い作業でこそ差が出る」と捉えるのが現実的です。

デザインは踏襲。厚みはM4と同じ
M5は外観がM4とほぼ同じで、ケース互換性も維持されています。厚みは11インチ=5.3mm、13インチ=5.1mmで、これはM4から変更ありません。話題の「世界最薄5.1mm」は、M4の13インチですでに達成されていた数値です。
外観上の大きな変化は、背面の“iPad”ロゴが消えたこと。Appleロゴのみのミニマルな背中は、プロダクトとしての自信と潔さが際立ちます。

下取り価格の現実と使用モデルの前提
僕が使っているのは M4 iPad Pro 11インチ(512GB/セルラーモデル)。2024年にApple公式で240,800円(税込)で購入しました。今回、買い替えを検討して下取り額を確認したところ、提示は78,000円でした。
たった1年で約16万円の価値下落。iPhoneに比べてiPadは中古需要が相対的に小さく、リセールが伸びにくい傾向があります。この数字を見ると、毎年の買い替えは現実的ではないと痛感します。

実際の体感:にわかガジェッター視点では差は小さい
正直に言うと、僕のような使い方ではM4とM5の体感差はほとんどありません。普段は以下の用途が中心です。
- Safariでのリサーチ
- ブログの下書きや編集(ステージマネージャー併用)
- Lightroomでの軽い写真補正
- Apple Pencilでメモやアイデア整理
この範囲では、M4でも一切ストレスなし。起動やスクロール、切り替えの所作で「M5は別次元」と感じる場面はまずありません。唯一、メモリの差(8GB→12GB)はマルチタスク時の再読み込み頻度に効いてきます。複数アプリを並べて長時間作業すると、M5のほうが余裕があるはずです。ただし、変化は「劇的」ではなく「地味に効く」レベルです。
M5を選ぶべき人、M4で十分な人
買い替える価値がある人
- 動画編集や3D制作、AI生成などGPU負荷の高い作業をiPadで完結したい
- 大容量の素材を扱い、メモリ余裕と持続性能を重視する
- 13インチの広い作業空間をフルに活用したい
買い替えなくてよい人
- M2〜M4のiPad Proを使っていて、日常作業で不満がない
- Web、メモ、写真の軽い補正が中心
- 自宅や出先でMac/iPhoneと併用している
価格は据え置きだが心理的ハードルは高い
価格は据え置きで168,800円〜ですが、タブレットとしては十分に高価です。ほぼ同価格帯でMacBook Air(M4)が選べる事実を踏まえると、利用シーンを具体的に描けないまま「なんとなく最新だから」で買い替えるのは、コスパという観点ではおすすめしにくいです。
結論:進化は凄い。でもM4ユーザーは慌てなくていい
M5 iPad Proは、技術的には間違いなく最強クラス。AI処理、GPU、メモリ、どれを取っても妥協がありません。一方で、日常用途の体感は大きく変わりません。僕自身、M4をもう2〜3年は使い続けるつもりです。
それでもスペック表を眺めると欲しくなるのがAppleの魔力。次の世代が来たとき、また同じように笑いながら悩むのだと思います。
それではまた!!
Kenjyo Life 
