M5 iPad Proは買い替えるべき?M4からの進化が凄すぎて笑ってしまった話

こんにちは。Apple製品と筋肉をこよなく愛するKenjiです。

2025年、Appleが新しい M5 iPad Pro を発表しました。M4からわずか1年での刷新。スペックを見た瞬間、「いや、ここまで進化するのか」と思わず笑ってしまいました。性能もAI処理も桁違い。ただ同時に、日常用途でそこまで必要か?という現実的な疑問も湧きます。

M4からM5への進化まとめ

項目 M4 iPad Pro M5 iPad Pro
チップ M4チップ(3nm第2世代) M5チップ(3nm第3世代)
メモリ 8GB/16GB 12GB/24GB
GPU性能 最大10コア 最大12コア(高負荷時の性能が大幅向上)
ディスプレイ Ultra Retina XDR(OLED) 同等+輝度とHDR最適化
カメラ 12MP広角 ほぼ同等
厚み(11インチ) 5.3mm 同じ5.3mm(変化なし)
厚み(13インチ) 5.1mm 同じ5.1mm(史上最薄を維持)
背面ロゴ “iPad” 表記あり “iPad” の文字が消滅(Proの象徴)
価格 168,800円〜 据え置き168,800円〜


GPUとメモリの進化は誰に効くのか

M5ではGPUコアが増え、メモリ帯域も拡大。3Dレンダリングや高解像動画の編集、AI生成などGPU負荷が高い作業では恩恵が大きい構成です。256GB〜512GBモデルでは、さらにメモリが12GBに増えたことで、重いプロジェクトや大きな写真・動画を扱う場面でも余裕が生まれます。

一方、Safariでの調べ物、ブログ執筆、写真の軽い補正、Apple Pencilでのメモといった日常用途では、M4の時点で十分に快適です。GPUの強化は「重い作業でこそ差が出る」と捉えるのが現実的です。

デザインは踏襲。厚みはM4と同じ

M5は外観がM4とほぼ同じで、ケース互換性も維持されています。厚みは11インチ=5.3mm、13インチ=5.1mmで、これはM4から変更ありません。話題の「世界最薄5.1mm」は、M4の13インチですでに達成されていた数値です。

外観上の大きな変化は、背面の“iPad”ロゴが消えたこと。Appleロゴのみのミニマルな背中は、プロダクトとしての自信と潔さが際立ちます。

下取り価格の現実と使用モデルの前提

僕が使っているのは M4 iPad Pro 11インチ(512GB/セルラーモデル)。2024年にApple公式で240,800円(税込)で購入しました。今回、買い替えを検討して下取り額を確認したところ、提示は78,000円でした。

たった1年で約16万円の価値下落。iPhoneに比べてiPadは中古需要が相対的に小さく、リセールが伸びにくい傾向があります。この数字を見ると、毎年の買い替えは現実的ではないと痛感します。

実際の体感:にわかガジェッター視点では差は小さい

正直に言うと、僕のような使い方ではM4とM5の体感差はほとんどありません。普段は以下の用途が中心です。

  • Safariでのリサーチ
  • ブログの下書きや編集(ステージマネージャー併用)
  • Lightroomでの軽い写真補正
  • Apple Pencilでメモやアイデア整理

この範囲では、M4でも一切ストレスなし。起動やスクロール、切り替えの所作で「M5は別次元」と感じる場面はまずありません。唯一、メモリの差(8GB→12GB)はマルチタスク時の再読み込み頻度に効いてきます。複数アプリを並べて長時間作業すると、M5のほうが余裕があるはずです。ただし、変化は「劇的」ではなく「地味に効く」レベルです。


M5を選ぶべき人、M4で十分な人

買い替える価値がある人

  • 動画編集や3D制作、AI生成などGPU負荷の高い作業をiPadで完結したい
  • 大容量の素材を扱い、メモリ余裕と持続性能を重視する
  • 13インチの広い作業空間をフルに活用したい

買い替えなくてよい人

  • M2〜M4のiPad Proを使っていて、日常作業で不満がない
  • Web、メモ、写真の軽い補正が中心
  • 自宅や出先でMac/iPhoneと併用している

価格は据え置きだが心理的ハードルは高い

価格は据え置きで168,800円〜ですが、タブレットとしては十分に高価です。ほぼ同価格帯でMacBook Air(M4)が選べる事実を踏まえると、利用シーンを具体的に描けないまま「なんとなく最新だから」で買い替えるのは、コスパという観点ではおすすめしにくいです。


結論:進化は凄い。でもM4ユーザーは慌てなくていい

M5 iPad Proは、技術的には間違いなく最強クラス。AI処理、GPU、メモリ、どれを取っても妥協がありません。一方で、日常用途の体感は大きく変わりません。僕自身、M4をもう2〜3年は使い続けるつもりです。

それでもスペック表を眺めると欲しくなるのがAppleの魔力。次の世代が来たとき、また同じように笑いながら悩むのだと思います。

それではまた!!


Apple公式:iPad Pro(製品ページ)

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