【iPadOS 26感想】WWDC 2025を見て感じた“これからのiPad”の可能性と限界|11インチiPad Proユーザーの視点から

こんにちは。Apple製品と筋肉をこよなく愛するKenjiです。

先日開催されたWWDC 2025では、例年通りiPadOSをはじめとする各OSの進化が発表されました。その中でも私が特に注目したのは、やはりiPadOSの進化です。

発表されたiPadOS 26の新機能を見て、私はiPadというデバイスの方向性や、これからの進化の可能性について改めて考えさせられました。

実際にiPadOS 26を使ったわけではありませんが、私自身がiPad Pro 11インチを使ってきた体験や、ステージマネージャーやスプリットビューを使ったときの感覚をもとに、「この機能はどう活かせそうか?」「どんな人に向いているのか?」といった視点で感想をまとめてみました。

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iPadOS 26の目玉は「マルチタスクの大幅強化」

AppleがWWDCで紹介したiPadOS 26の最大の目玉は、間違いなくマルチタスク機能の刷新です。

これまでもiPadには「スプリットビュー」や「スライドオーバー」、そして比較的新しい「ステージマネージャー」といった複数アプリを同時に扱うための仕組みが用意されていました。

しかし今回のiPadOS 26では、それらに加えてより柔軟で自由度の高いウィンドウ操作が可能になると発表されています。いわば、「Mac的なマルチタスク体験」が、ついにiPadにもやってきた——そんな印象を受けました。

 

Magic Keyboard装着時は、11インチの狭さを強く感じる

ここで私が思ったのは、「でも11インチのディスプレイで、そのマルチタスク機能って快適に使えるのか?」ということです。

私が使っている**iPad Pro 11インチ(M4)**では、Magic Keyboardを装着してステージマネージャーなどを使うと、画面の狭さをかなり強く感じます。複数のウィンドウを並べると、1つ1つのアプリが小さくなりすぎてしまい、一覧性も操作性も下がってしまうんです。

まさに“ノートパソコンとして使うには、11インチは少し手狭すぎる”というのが正直な感想です。13インチiPad Proであれば、より広い作業空間を活かせるのかもしれません。

 

手に持って使うスタイルでは、11インチが“ちょうどいい”

一方で、iPadを手に持って使う場面では、11インチはむしろ快適そのものです。

ステージマネージャーで複数のウィンドウを操作していても、狭いとは感じませんし、タッチ操作もスムーズ。たとえば、YouTubeを流しながらSafariで調べ物をするような軽作業にもぴったりです。

Appleが初代iPadを設計した際に、スティーブ・ジョブズが語っていた「手に持って快適に使える黄金サイズ」という考え方は、今でもしっかりと生きていると感じます。

iPadOS 26のマルチタスク、Appleは“Macのコピー”では終わらせないはず

私が期待しているのは、Appleが単にMacのマルチタスクをiPadに持ってくるのではなく、iPadらしさを保ったまま進化させてくれるだろうという点です。

たとえば、ウィンドウの移動やリサイズがタッチ操作で直感的に行えるようになっているはずですし、マルチタスク中でもジェスチャー操作が途切れないような工夫が盛り込まれていると信じています。

「マウスやパッドを使うパソコン」とはまったく違うアプローチで、iPadという“触るためのコンピューター”を進化させてくれることを期待しています

 

ファイルアプリも強化へ。でも、Macのようにはならない

iPadOS 26では、「ファイル」アプリの進化も紹介されました。フォルダ階層の扱いや、ZIPファイルの操作、ファイルの複製やタグ管理などがより直感的にできるようになるそうです。

ただ、これについても私はあまり「Mac化していくのが正解」とは思っていません。

Macはそもそもデスクトップ上でファイルを自由に操作するための設計で、Finderという存在がその中心にあります。一方、iPadはアプリ中心で動くデバイス。ファイルの扱いも、アプリごとの世界観の中で完結することが多いです。

「iPadでもここまでファイル操作ができるようになったんだな」という驚きはありますが、やはり根本的な考え方が違うので、Macの完全な代わりになることはないだろうというのが私の正直な感想です。

書き出しのバックグラウンド処理が可能に?これは大きな進化

動画編集や画像編集をiPadで行っている方にとっては、書き出し中に他の作業ができるようになるという点も注目ポイントでしょう。

これまでは、書き出し中はiPadのリソースが占有されてしまい、操作が不安定になったり、アプリが固まったりすることもありました。しかし今回のiPadOS 26では、バックグラウンド処理が安定化し、進捗もきちんと確認できるという説明がありました。

これが実現すれば、iPadでのマルチタスククリエイティブ作業の実用性が一気に上がりそうです。

 

iPadにmacOSは来ない、でもiPadは“iPadのまま”進化していく

AppleがiPadにmacOSを載せることは、おそらく今後もないと思います。

でも、それでいいんじゃないかと私は思っています。

iPadはiPadとして、もっとタッチに最適化されたモバイルコンピューターとして進化するべきだと思うからです。

iPadOS 26は、Macに近づこうとしているのではなく、iPadの使い方をさらに広げようとしている。それが今回の発表から読み取れた一番のメッセージだと思います。

まとめ:iPadOS 26で、iPadの可能性がまた一歩広がった

iPadOS 26の発表を見て、「もっとこうなってほしい」と思う点もあれば、「これは使ってみたい!」とワクワクする機能もありました。

私のように11インチのiPad Proを使っている人にとっては、Magic Keyboard装着時の画面サイズの限界を感じる場面もあると思いますが、それでもiPadは**“どこでも仕事ができるモバイルデバイス”として、唯一無二の存在**です。

iPadOS 26の正式リリースが待ち遠しいですね。

また実際に使えるようになったら、改めて使用レビューもお届けしたいと思います。

それではまた!!

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